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灯油ファンヒーター使用暖房送風換気扇の勧め

令和2年11月27日、山梨県グリーンゾーン認証事務局の方に来ていただき、実際に風量計を使った実地調査をしていただきました。
条件はコロナ様のファンヒーター FH-VX5719BY-TUを使った 外気導入暖房での室内へ吸気
30cmファンの換気扇2台を使った屋外への排気
実際に計測していただいたところ、山梨県で必要とされるお客様1人あたり換気量の5倍近くの換気を室温を下げることなく実現できました。

外気導入ファンヒーター
こちらも氷点下になることが多くなり新型コロナ下での暖房について考えなくてはいけない時期に来ました。
そこで思いついたのが壁に外気導入管を敷設しての灯油暖房機(暖房送風換気扇)です。
個人経営の小規模飲食店の場合、厨房の強力な換気扇で店内は常時負圧の状態です。
ここに外気を温めて室内に暖気を供給するファンヒーターを入れれば冬場の換気問題が一気に解決します。
原理で言えば車の暖房で例えると通常の家の暖房がリサイクル内気循環、これを外気導入にするだけです。
実際に当店の風の当たらない南壁面にファンヒーターの送風ファンに対応したダクトを付け、
今あるファンヒーターを使い外気導入暖房を実践しております。
熱も持たず快適に換気暖房してくれています。
当然動かないように床に固定となってしまいますが・・・

燃焼空気はあくまでも室内の空気を使っています。
裏の大きなファンの部分だけを囲って外気導入換気扇枠につないでいるだけで
ファンヒーターの下の方にある燃焼空気取り入れダクト及びサーモセンサーは室内の空気を使っています。
なので 燃焼用空気取入口に負圧や加圧が加わる事もありません。
燃焼システム自体にはいっさい手を加えておりませんので長時間連続使用していますが、
何も問題なく長時間連続稼働してくれています。
裏の大きなファンは室内から取り入れて燃焼された高温の空気排出と機器の冷却を兼ねていると思われるのですが、
冷えた外気を使っているので機器の冷却は申し分なく温度センサーもきちんと室内温度を表示しています。

 



外気を導入するための穴を空けます。
ファンヒーターの裏面送風ファンの大きさに合わせて30cm角の換気扇取付枠を取り付けます。


外には雨水や害虫の進入を防ぐためのカバーを忘れずに。



燃焼空気取り入れダクト、サーモを絶対に邪魔しないように、
スタイロ等で壁との空間を密閉するための枠を作成して、
強力両面テープで固定します。



壁との隙間が出来ないようにファンヒーターをビス等で床に固定して完成です。

当店は日本では珍しいカナダ産の針葉樹も燃料にできる薪ストーブ
FIT(固定価格買取制度)の終わった6.3KW太陽光発電で起こした電気を使ったエアコン暖房等
他の暖房器具も併設して暖房しています。

但し、メーカーが想定した使い方と異なるため、エラーメッセージ等が表示される場合等は速やかに使用を中止してください。

使用環境に左右されることが多いと思いますので、
このシステムを利用して起きた不具合には一切責任を持てません。
各自の判断の元、自己責任でお願いいたします。

このコンセプトの外気導入暖房機を作っていただきたく、
既に複数のファンヒーターメーカーに提案済みです。
早く外気導入ファンヒーターが発売され、冬の換気に悩む全ての方に快適な換気が出来ますように願っております。